とよた歌舞伎帳歌舞伎ってどうやって観ればいいの? どんな歴史があるの? 歌舞伎にまつわるよもやま話をご紹介します。

「小原歌舞伎五月公演の楽しみ方」終了!

5月6日(日)「小原歌舞伎五月公演の楽しみ方」を開催しました。
今回は5月27日(日)開催の「小原歌舞伎五月公演」を楽しむための事前講座でした。講師はおなじみ安田文吉先生です。

まず先生からお話があったのが、歌舞伎を観るポイントについて。
主筋(中心になる話)は何かな?どうしてそうなった?…と順にみていくと話がわかるそうです。特に外題(演目のタイトル)は主筋をつかむヒントになりますので要チェックです!
例えば「源太勘当の場」、源太が勘当される話か、どうして勘当された?と見て行くと話が見えてきますね^^
これからいろんな歌舞伎を観る中で参考にしてください。

以下は講座でお話があった見どころポイントです。
ぜひ公演を観に行かれる際は、意識してみてください。

「ひらかな盛衰記 源太勘当の場」
「源太の一つ目」というこの場面で唯一「見得」を切るところが見どころです。「見得」を切るときはアクセントとして「附け打ち」の音が聞こえてきます!目と耳で注目してみましょう!

「恋女房染分手綱 重の井子別れ」
話の冒頭、腰元たちが話をしているところに注目!
歌舞伎では冒頭に複数人で話しているところは、これから起こる話のあらすじや原因を会話に乗せています。
 耳を澄ませて会話を聴いてみましょう。
またこの話は子役が大活躍する話です。子どもたちの熱演も楽しみにしましょう!

「源平魁躑躅 扇谷熊谷」
敵の目を欺くため女装する敦盛と敦盛に恋する桂子による色模様が見どころ!
女性同士(片方は女装ですが…)の絡みは歌舞伎でも珍しいシーンとのことです。
ぜひ注目してみましょう!

今回ご紹介した「小原歌舞伎五月公演」は5月27日(日)に小原交流館で行われます!
ぜひ皆さんお越しください^^