いし歌舞伎保存会

石野の歌舞伎は明治期に根付きましたが、昭和39年(1964)の公演を最後に、一旦幕を閉じました。平成に入ると、地元で岩倉神社の舞台を保存・活用していこうという動きが起こり、平成12年(2000)に舞台が市の有形民俗文化財に指定されると、翌年には歌舞伎の公演が再開され、同16年には「石野歌舞伎保存会」が結成されました。現在、毎年農村舞台で歌舞伎を披露する市内唯一の団体であり、近世以来行われてきた地芝居本来の形・風情をみることができます。